整えないまま伸ばしておきがちな眉毛をきちんと手入れするだけで、印象はすぐに変えられます。
しかしこれから眉毛を整えたい男性は、手入れの仕方や自分に似合う眉毛を見つけるのが大変でしょう。
この記事では男性の眉毛について、整え方や理想の形を分かりやすく解説します。
目次
男性も眉毛を手入れしたほうが良い理由
眉毛は女性が手入れをしているイメージがあるかもしれませんが、身だしなみを気にかけて、眉毛をきちんと整えている男性も実は多いです。
なぜ眉毛の手入れをするべきかというと、ちょっとしたひと手間をかけるだけで、清潔感のある印象にガラリと変化するから。
眉毛の手入れは、髪型を変える・ファッションを見直すなどより手軽に行えるので、イメージチェンジをしたい人には必須と言えるでしょう。
イケてる男を目指す!眉毛セルフチェック
まずは、自分の眉毛の状態を確認することが大切です。
読み進めながら、自分の眉毛をチェックしてみてください。
眉毛の長さ・太さ・毛量
眉毛が長くボサボサな状態では、清潔感がなく、だらしない印象を受ける場合があります。
また、太すぎると野暮ったく見えたり、細すぎる場合も弱々しい印象に。凛々しい眉毛はカッコいいですが、全体的なバランスが大事です。
毛量についても、多いと身だしなみを整えるのが苦手だと思われ、少ないと頼りない雰囲気を感じさせるので、確認しておきましょう。
眉毛の生え方・位置
眉毛の生え方は人それぞれです。
例えば、眉毛の下にもしっかりとした毛が生えている場合は老けて見え、眉の位置が左右対称でないと相手に違和感を与えます。
左右対称に生えた眉毛がきれいで理想的なので、よく鏡を見てみましょう。
男性に似合う理想的な眉毛の形とは?
自分に似合う理想的な眉毛の形を知っておくと、整えるのも楽になり、印象も変化します。
ここでは眉毛の形を何パターンか解説するので、どのような雰囲気になりたいのかを考えながら、自分にとっての理想形を決めていきましょう。
眉毛の黄金比
まず最初に知っておきたいのは、顔や目の大きさなどの黄金比とされる「ゴールデンバランス理論」です。
以下の4点をチェックすることで、自分にぴったりな眉毛の形を見つけられます。
- 眉毛の間:余計な毛がないスッキリとした状態がベスト
- 眉頭:目頭と垂直になる位置にあるのが理想的
- 眉山:あまり作らずに並行な眉毛にすると優しい印象に仕上がる
眉山をしっかり作る場合は、目を動かした際に眉毛が動く場所にする - 眉尻:目尻と小鼻を線で結んだ延長線上にあると、全体のバランスがよくなる
下記で眉毛の形を何パターンか説明するので、理想に近い型を見つけましょう。
アーチ型
優しい印象に仕上がる「アーチ型」は、接客業をしている人など、相手に親しみやすさを感じてほしい男性にぴったりです。
アーチ型にするには、真ん中の眉山にゆるやかなカーブをつけ、適度な太さに整えるのがポイント。
眉が細く、カーブが強い仕上がりにならないように気をつけましょう。
ナチュラル型
あえて手入れをしっかりしている雰囲気に仕上げたくない男性には、「ナチュラル型」をおすすめします。
眉毛の長さを短くしすぎず、もともとの眉毛を生かして整えるため、自分に合った眉に仕上がるでしょう。
アーチ型と同様、優しく清潔感のある印象になります。
ストレート型
キリッとした男らしさを感じさせつつ、きちんと手入れされた美眉を目指したい人は「ストレート型」がおすすめ。
ある程度眉の太さがある人や、初めて眉毛を手入れする人も挑戦しやすい形です。
5度ほど眉に角度をつけ、眉下の余分な毛を剃ってスッキリ仕上げるのがポイントとなります。
男性の眉毛を整える必須アイテム
男性の眉毛を整えるには、複数のアイテムを使います。
以下はすぐに揃えることができ、慣れれば使い方も簡単なものばかりなので、ぜひ揃えてください。
- アイブロウペンシル:皮膚に直接描けるペン型のメイク用品
- 眉毛用コーム:長さを整えるときに使う❝くし❞
- 眉毛用はさみ:長い眉毛をカットするもの
- 眉毛用シェーバー:眉毛の上下にある余分な毛の処理に使用。電動と手動がある
アイブロウペンシルは、もともとの眉毛が薄かったり細かったり場合に書き足すこともできるので、1本持っておくとよいでしょう。
ペンシルで描いた部分をぼかすと自然な仕上がりになるため、眉用のブラシやを綿棒などがあるとなおよいです。
男性の眉毛はこう作る!基本の整え方5ステップ
眉毛の形や必須アイテムが分かったら、あとは自分で整えていくだけです。
ここでは、きれいな眉が作れる基本の5ステップを解説するので、ぜひ参考にしてください。
1.理想の形を描く
まずはアイブロウペンシルを使って、理想とする眉毛の形を描いていきましょう。
最初に理想の形を描いておけば、それに沿って眉毛を整えられ、手入れがより簡単になります。
ペンシルで描いたアウトラインはあとから落とせるため、最初は分かりやすいようしっかりと形を描いておくのがおすすめです。
最初の形決めが大切なので、左右対称になるように鏡でよく確認しながら描いてください。
2.理想のラインからはみ出している毛をカットする
理想として描いた眉毛のアウトラインからはみ出した部分は、眉毛用はさみを使ってカットしていきます。
焦らず少しずつカットし、眉頭の調整は眉毛用はさみを縦に持って、少しカットするくらいが丁度よいです。
眉尻は黄金比である「小鼻と目尻を結んだ延長線上」からはみ出している部分をカットします。
3.シェーバーで剃る
最初に描いたアウトラインからはみ出した産毛や短い毛は、カットよりもシェーバーを使って剃ったほうが整えやすいです。
ざっくり剃っていくと失敗してしまうので、左右の形を確認しつつ、刃を寝かせながら少しずつ整えましょう。
4.長さを調整する
剃るのが終わったら、眉毛全体の長さを眉毛用はさみ・眉毛用コームを使って調整していきます。
眉毛を潰さないように丁寧にコームを入れ、長すぎる毛をカットしてください。
眉頭から全体にカットしてしまうと失敗しやすくなるため、眉頭はあまりいじらず、ある程度長さがある真ん中や眉尻をカットしましょう。
5.全体を見て最終調整をする
眉毛だけを見ていると全体のバランスが取れないので、ひと通りの手入れが終わったら顔全体もしっかり見るのがポイントです。
最終チェックでは、以下を確認してみてください。
- 最初に描いた理想の形に沿っているか
- 眉上・眉下にあるムダ毛の処理を忘れていないか
- サイドからみて毛が長すぎる部分はないか
さまざまな角度からチェックして、最終調整を行いましょう。
男性の眉毛お悩みQ&A
眉毛の手入れに慣れていない男性は多く、いろいろと悩みは出てくるものです。
よくあるお悩みの回答をまとめたので、眉毛を整える前の参考にしてください。
眉毛が濃い
「全体的に眉毛が濃く、顔をパッと見たときに目線が眉毛にいってしまう」
「どこか野暮ったい印象を受けるので、おしゃれな雰囲気にイメージチェンジしたい」
上記のような人は、眉毛のカットと、余分な部分のシェービングは必須です。
毛が太い場合は、剃っただけだと青くなってしまうので、毛抜きと併用で整えるとよいでしょう。
眉毛が薄い
眉毛を整えるほど毛量がなく、全体的に元気がない印象になってしまう人は、コスメを使って印象を変えるのがおすすめです。
アイブロウペンシルやパウダーアイブロウは、男性でも使用している人が多いアイテム。
描いたあとに“ぼかす”という作業を意識すると、自然に毛量アップが狙えて、ハキハキとした印象に早変わりします。
眉毛の濃さにムラがある
眉毛の一部分が妙に少なく、全体のバランスが揃えにくいという方は、眉毛のカットとアイブロウペンシルの併用がおすすめです。
長いところは少しカットして整え、少ない・短い部分はメイクすることで、均一な仕上がりになります。
眉毛を整えるのに失敗した
セルフで眉毛を整えて失敗してしまった人は、アイブロウメイクで次の眉毛が生えるまできれいに見せることが可能です。
失敗しにくくするためにも、次の手入れでは慎重に少しずつ調整するように心がけるとよいでしょう。
また、眉毛だけでなく顔全体のバランスを確認することも大切です。
手入れが難しい男性には眉毛サロンが便利
セルフで眉毛を整えるのに抵抗があったり、失敗が怖い、やり方が分からないと不安に思ったりする人は、眉毛サロンが便利でおすすめです。
眉毛のプロがあなたに似合う理想の眉になるよう整え、手入れに関するさまざまなアドバイスもしてくれます。
メンズ眉毛サロンの平均相場は、3,000〜7,000円前後。一度ベースを作ってもらうだけでも、その後の手入れがとても楽になります。
きれいな眉毛を手に入れたい人は、ぜひ眉毛サロンを選択肢に入れてみましょう。
男性は眉毛を整えればカッコよくなる
ここまで、男性の眉毛を手入れする方法や理想の形について紹介してきました。
眉毛は、整えるだけで相手にグッと好印象を与えられる部位です。
「眉を整えるのは女性」という時代は終わり、髪のカットや洋服のコーディネートと同じように、自然なおしゃれとして眉毛を手入れする人が増えています。
眉毛を整えることに年齢制限はないので、イメージチェンジして新しい自分を見つけたい、垢抜けたい人は、ぜひ眉毛を整えて素敵な男性を目指しましょう。
剃ったりカットしたりするのが自分では難しければ、眉毛サロンに行ってプロに任せる手もあるので、まずは鏡で自分の眉毛をチェックすることから始めてみてくださいね。